iPhone 18 ProのMagSafeで25Wが出ない3つの条件。1つはAppleの日本語ページにまだ載っていません

iPhone 18 Proの技術仕様には「最大25WのMagSafeワイヤレス充電」と書かれています。ところが、その25Wは置けば出る数字ではありませんでした。
Appleのサポートページを読み込んでいて、途中で手が止まりました。日本語版と英語版で、書いてある中身が違う。しかも違っているのが、iPhone 18 Proを買った人にいちばん関係のある一行でした。
この記事では、25Wが出ない条件を3つに整理します。すべてApple公式の原文から拾っていて、うち1つは2026年9月21日時点で日本語版にまだ載っていないものです。
先に結論:25Wが出ない3つの条件
- ①イヤホンなどのアクセサリを挿していると16Wに制限される(英語版にのみ記載)
- ②電源アダプタが「30W以上」かつ「15V/2.0A以上」でないと25Wに届かない
- ③MagSafe充電器は型番でW数が違う。A2140の刻印なら最大15W止まり
- おまけ:置く順番でも変わる。先に電源につないでおく
まず、Appleの日本語ページと英語ページで中身が違う
「MagSafe充電器でiPhoneをワイヤレス充電する」というAppleのサポート記事があります。同じ記事番号(105047)の日本語版と英語版を、2026年9月21日に両方取得して比べました。
| 日本語版 | 英語版 | |
|---|---|---|
| ページ内の日付表記 | 公開日: 2026 年 03 月 31 日 | Published Date: September 18, 2026 |
| 「iPhone 18 Pro」の出現回数 | 0回 | 6回 |
英語版はiPhone 18 Proの発売日(2026年9月18日)に合わせて更新されていて、日本語版はおよそ半年前の版のままでした。
⚠️ これは「日本語版が間違っている」という話ではありません。翻訳の反映には時間がかかるのが普通です。この記事の日付は2026年9月21日で、その後に日本語版が更新される可能性は十分にあります。読むときは必ずApple サポート(日本語版)の現物も確認してください。
条件①:イヤホンなどを挿していると、16Wに制限される
これが、日本語版にまだ載っていない一行です。英語版にはこうあります。
「While you have USB-C or Lightning accessories such as headphones connected to your phone, charging is limited to 16W for iPhone 18 Pro and iPhone 18 Pro Max; 10W for iPhone 17 Pro and iPhone 17 Pro Max; 7.5W for iPhone 16, iPhone 16 Plus, iPhone 16 Pro, and iPhone 16 Pro Max」(Apple Support(英語版))
同じ箇所の日本語版はこうなっています。iPhone 18 Proが入っていません。
「規格に従い、USB-CまたはLightningのアクセサリ(iPhoneに接続されたヘッドフォンなど)がある場合、iPhone 17 ProとiPhone 17 Pro Maxでは10W、iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Maxでは7.5W、iPhone 17とiPhone Airでは16Wでの充電に制限されます。」(Apple サポート(日本語版))
つまり有線のイヤホンや、USB-Cにつないだ何かがある状態でMagSafeに置くと、25Wは出ない。16Wまで落ちます。規格に従った動作なので不具合ではありませんが、知らないと「なんだか遅い」で終わってしまいます。
条件②:電源アダプタの定格が足りないと、25Wに届かない
ここは日本語版にもはっきり書いてあります。「MagSafe充電器で高速ワイヤレス充電をするには、以下の定格値が必須となります。」として、2つの数字が並んでいます。
| 狙うW数 | 電源アダプタの条件(Apple公式の原文) |
|---|---|
| 最大25W | 「30 W以上の電源アダプタ」「15 V/2.0 A以上の電源アダプタ」 |
| 最大15W | 「20 W以上のUSB-C電源アダプタ」「9 V/2.22 Aまたは9 V/2.56 A以上の電源アダプタ」 |
注意したいのはW数だけでは足りないことです。30W以上であっても、15V/2.0A以上を出せるかが条件に入っています。同じ「30W」でも中身の電圧構成が違えば結果が変わる、ということ。
低いアダプタでも動きはします。Appleはこう注記しています。「MagSafe充電器は、最低12 W(5 V/2.4 A)の電源アダプタでも使えますが、充電速度は遅くなります。」
手持ちのアダプタが条件を満たすかは、刻印で分かる
充電器の背面には、出せる電圧と電流が印字されています。私が持っているCIOの45W充電器だと、こう読めます。

15Vの行を探して、そこの数字が2.0A以上か。見るのはここだけです。
CIO NovaPort SLIM DUO II 45W2C(背面に 15V⎓3A・45W Max の刻印/USB-C×2)
CIO NovaPort QUADⅡ 67W3C1A(USB-C×3+USB-A×1の4ポート)
⚠️ 混同しやすいので分けて書きます。「25Wが出る条件」=30W以上かつ15V/2.0A以上(サポートページ)。一方、技術仕様にある「30分で最大50%充電」の測定条件は「別売りの35W以上のアダプタと別売りのMagSafe充電器」(iPhone 18 Pro 技術仕様)。別々の話なので、35Wという数字を25Wの条件として覚えないでください。
条件③:MagSafe充電器は、型番でW数が違う
見た目が同じでも、中身が違います。日本語版のサポートページは、対応表のなかで型番まで指定していました。
| 刻印されている型番 | 出せるワイヤレス充電 |
|---|---|
| A3502/A3503/A2580/A3250 | 最大25W側の表に記載 |
| A2140 | 最大15W側の表に記載 |
本体かケーブルに小さく印字されています。手元のMagSafe充電器を裏返して、型番を見てください。A2140なら、どれだけ強い電源アダプタをつないでも最大15Wです。
MagSafeとQi2の関係そのものがよく分からない、という方はMagSafeとQi2はどっちがいい?を先に読むと、この先が早くなります。
おまけ:置く順番でも、最大電力が出なくなる
これは知らないと絶対に気づけない仕様です。日本語版の原文を引きます。
「iPhoneをMagSafe充電器に置く前に、MagSafe充電器を電源につないでおくことが重要です。そうしておけば、MagSafeは最大電力を供給しても支障がないと判断します。MagSafe充電器を電源につなぐ前にその上にiPhoneを置いてしまった場合は、MagSafe充電器からiPhoneをいったん取り外し、3秒待ってから置き直してください。電力供給が最大電力で再開されます。」(Apple サポート(日本語版))
先に電源。あとからiPhone。順番を間違えたら、外して3秒。それだけで最大電力に戻ります。
- 有線と同時につないだ場合は「iPhoneはコネクタ経由で充電されます」(=有線が優先)
- 「バッテリーの寿命を延ばすために、バッテリーが熱くなりすぎると、ソフトウェアが80パーセント以上の充電を制限することがあります」
- 「クレジットカード、セキュリティバッジ、パスポート、キーフォブをiPhoneとMagSafe充電器の間に挟まないようにしてください。」
ワイヤレスを15Wで割り切るなら、選択肢は広い
ここまで読んで「25Wは条件が多いな」と思った方へ。15Wで割り切るという手もあります。Qi2認証の製品なら最大15Wで、アダプタの条件も「20W以上」と一段やさしくなります。
外で使うなら、充電器ではなくバッテリー側にQi2が付いているタイプが手数が少なくて済みます。
Anker MagGo Power Bank(10,000mAh・15W/Qi2認証)
有線でとにかく速くしたい場合は話が別で、iPhone 18 Proは15分で最大50%まで行きます。その条件はiPhone 18 Proの付属ケーブルで高速充電できる?とiPhone 18で充電器は変わる?に書きました。
ちなみにAndroid側はまた別の条件で、Googleは「PPS」という言葉で指定しています(Pixel 11の充電器は何Wが正解?)。同じ「ワイヤレス25W」でも、メーカーごとに前提が違うのがいまの充電まわりです。
まとめ:25Wは、置けば出る数字ではなかった
iPhone 18 Proの25Wには、アクセサリを挿していないこと・アダプタが30W以上かつ15V/2.0A以上であること・MagSafe充電器の型番が25W側であることという3つの条件がありました。そこに置く順番が加わります。
そして条件①は、2026年9月21日時点でAppleの日本語ページには載っていません。英語版にだけあります。気づかないまま「思ったより遅い」と感じている人は、たぶん少なくありません。
※この記事は2026年9月21日に取得したApple公式の原文にもとづいています。日本語版が更新されたら追記します。
Apple公式の記載から、条件は3つあります。1つ目は、USB-CまたはLightningのアクセサリ(ヘッドフォンなど)を接続していると16Wに制限されること(英語版サポートに記載)。2つ目は、電源アダプタが「30 W以上」かつ「15 V/2.0 A以上」でないと25Wに届かないこと。3つ目は、MagSafe充電器の型番がA2140の場合は最大15W側であることです。
本体またはケーブルの刻印を見てください。Apple公式サポート(日本語版)では、A3502・A3503・A2580・A3250 が最大25W側の表に、A2140 が最大15W側の表に記載されています。2026年9月21日確認。
出るとは限りません。Apple公式サポートは「30 W以上の電源アダプタ」と「15 V/2.0 A以上の電源アダプタ」の両方を条件として挙げています。充電器の背面にある出力表で、15Vの行の電流が2.0A以上かを確認してください。
別の話です。iPhone 18 Proの技術仕様にある「30分で最大50%充電」は「別売りの35W以上のアダプタと別売りのMagSafe充電器を組み合わせて使用」した場合の測定条件です。25Wが出る条件(30W以上かつ15V/2.0A以上)とは分けて考えてください。