ESRの充電器はiPhone 18 Proを「15分で50%」。ただしESR自身の資料で、W数が3通りありました

ESRとの付き合いは、2019年7月のiPadケースから始まりました。数えたら7年2ヶ月で7製品。いまiPhone 17 Pro Maxに着けているケースもESRです。
そのESRが、iPhone 18 Proの「15分で最大50%」をうたう充電器を出しました。Xtend 45W 巻き取り式充電器です。
iPhone 18 Proのこの速度には、Appleが条件を付けています。可変電圧供給(AVS)に対応した、60W以上のアダプタ。これまで純正以外で「AVS」とはっきり書いた充電器は、なかなか見つかりませんでした。
ところが資料を読み比べたら、ESR自身の資料のなかで、W数が3通りありました。この記事はそこから始まります。
先に結論
- Appleの条件は「可変電圧供給および60W以上対応のアダプタ」(Apple iPhone 18 Pro 技術仕様)
- ESRはXtend 45Wについて「PD 3.2 AVS」「最大60Wのダイナミック出力」とし、リリースで「iPhone 18 Proをわずか15分で最大50%まで充電できます」と書いている
- ただしESR自身の資料でW数が45W・60W・67Wの3通り。充電時間の主張も、リリースは18 Pro、公式ストアは17 Pro Maxの「20分で50%」のまま
- 私はこの充電器を持っていません。15分で50%になるかは確かめていません。ここにあるのはメーカーの記載の読み比べです
まず、Appleが出している条件
iPhone 18 Proの技術仕様には、こう書かれています。
「高速充電に対応:約15分で最大50%充電(別売りの可変電圧供給および60W以上対応のアダプタとUSB-C充電ケーブルを組み合わせて使用)」(Apple iPhone 18 Pro 技術仕様)
ポイントは2つです。可変電圧供給(AVS)であること。そして60W以上に対応していること。W数だけ足りていても、AVSが無ければこの条件は満たせません。付属ケーブルで足りるかどうかはiPhone 18 Proの付属ケーブルで高速充電できる?に書きました。
ESRは「PD 3.2 AVS」と書いている
ESRのXtend 45Wは、公式ストアの商品説明でこう書いています。
「【対応機種】PD 3.2 AVSおよびPPSに対応し、対応するUSB Type-C機器を高速充電できます。」「【引くだけで最大60W充電】最大45W出力と45~60Wのダイナミック出力に対応し、デバイスに合わせて出力を自動的に調整します。」(ESR公式ストア・2026年9月26日確認)
そしてプレスリリースでは、もう一歩踏み込んでいます。
「PD 3.2 AVS規格に対応し、最大60Wのダイナミック出力を実現。ノートパソコンやスマートフォンなどを効率よく急速充電でき、iPhone 18 Proをわずか15分で最大50%まで充電できます。」(ESRのプレスリリース(2026年9月11日))
Appleの条件「AVS」「60W以上」に対して、ESRは「PD 3.2 AVS」「最大60W」。言葉の上では、条件に届く書き方になっています。
⚠️ ESRの表記は「PD 3.2 AVS」です。Appleの資料には「USB PD 3.1(またはそれ以上)の可変電圧供給(AVS)」という書き方もあります。ここで「PD 3.1対応」と読み替えるのは誤りなので、ESRの表記のまま引いています。
ESR自身の資料で、W数が3通りあった
ここが今回いちばん引っかかったところです。同じ製品について、ESRの資料のなかで数字が揃っていません。
| どこに書いてあるか | 書いてある数字 |
|---|---|
| 商品名 | 45W(Xtend 45W 巻き取り式充電器) |
| 公式ストアの説明 | 「最大45W出力と45~60Wのダイナミック出力」 |
| プレスリリースの特長 | 「最大60Wのダイナミック出力」 |
| プレスリリースの製品紹介 | 「コンパクトな最大67W対応充電器です」 |
45Wなのか、60Wなのか、67Wなのか。Appleの条件は「60W以上対応」なので、ここは読者にとって大事な数字です。
好意的に読めば、「通常は45W、条件がそろえば60Wまで伸びる」という設計なのだと思います。ただ、67Wという数字がどこから来たのかは、資料からは読み取れませんでした。
充電時間の主張も、2通りあった
| どこに書いてあるか | 主張 |
|---|---|
| プレスリリース(2026年9月11日) | 「iPhone 18 Proをわずか15分で最大50%まで充電できます」 |
| 公式ストア(2026年9月26日確認) | 「iPhone 17 Pro Maxを20分で50%まで充電できます」 |
リリースはiPhone 18 Pro向けに書き換わっているのに、自社ストアの説明は1世代前のままでした。これ、iPhone 18 ProのMagSafeの記事で、Appleの日本語サポートが半年前の版のままだったのと同じ構図です。新しい機種が出た直後は、メーカーの資料も追いついていないことがある。だから一番新しい日付の資料を見る、というのが今回の教訓でした。
価格も、資料で少しずつ違う
| どこ | 価格(税込) |
|---|---|
| ESR公式ストア | 販売価格 6,299円(通常の価格 7,725円) |
| プレスリリース | 約6,299〜6,599円 |
| Amazon(販売元 Eleganticy JP) | 6,299円 |
Amazonの販売元のEleganticy JPは、私が使っているESRのiPhone 17 Pro Maxケースや車載ホルダーの商品ページと同じ販売元でした。
ESR Xtend 45W 巻き取り式充電器(ホワイト・95cmケーブル内蔵)
ESR Xtend 45W 巻き取り式充電器(ブラック)
車で使うなら、同じESRの車載にもAVSの表記がある
私はESRのCryoBoost 冷却ファン付き車載ホルダーを、2024年6月から車のエアコンの吹き出し口に付けています。その流れで見てみると、同じXtendシリーズの車載充電器にも「PD 3.2 AVSおよびPPSに対応」と書かれていました(ESR公式ストア)。
公式ストアの販売価格は7,580円(通常の価格 8,806円)。95cmのケーブルを2本内蔵した、シガーソケット用の充電器です。
ESR Xtend 100W 巻き取り式 車載充電器(PD 3.2 AVS表記・95cmケーブル2本)
⚠️ こちらも私は持っていません。iPhone 18 Proを車内で15分50%にできるかは、ESRの車載側の資料には書かれていませんでした。
じゃあ、買うならどう考えるか
- Appleの条件(AVS+60W以上対応)を言葉で満たしているのは確か。純正以外でAVSとはっきり書いた充電器は、まだ多くありません
- ただし45W・60W・67Wのどれを信じるかで期待値が変わる。Appleの条件は「60W以上」なので、60Wが出るかどうかが肝
- 15分で50%はESRの主張。第三者が測った数字は、私が調べた範囲では見つかりませんでした
- 純正の40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)は、Appleが条件を満たすと明記している唯一の選択肢
iPhone 18 Proで充電器がどう変わったのかの全体像はiPhone 18で充電器は変わる?にまとめています。
ESRを7年使ってきた感想をひとつだけ書くと、安さで選んで、良かったからリピートしてきたブランドです。そのあたりはESRを7年で7回買っていたに書きました。だからこそ今回の資料の食い違いは、残念というより「ちゃんと書いてほしい」と思いました。
まとめ:言葉は条件に届いている。数字はまだ揃っていない
ESRのXtend 45Wは、「PD 3.2 AVS」「最大60W」と書き、iPhone 18 Proを「15分で50%」とうたっています。Appleの条件に対して、言葉の上では届いている書き方です。
ただ、ESR自身の資料でW数が3通り、充電時間の主張が2通りありました。新機種が出た直後は資料が追いつかないこともあるので、買う前は一番新しい日付の資料を確認してください。
※この記事は2026年9月26日に確認したESR・Appleの公式資料にもとづいています。資料が更新されたら追記します。
ESRはプレスリリース(2026年9月11日)で「iPhone 18 Proをわずか15分で最大50%まで充電できます」と書いています。ただし公式ストアの商品説明(2026年9月26日確認)は「iPhone 17 Pro Maxを20分で50%まで充電できます」のままで、当サイトでは実際の充電時間を確かめていません。
Appleの技術仕様では「別売りの可変電圧供給および60W以上対応のアダプタとUSB-C充電ケーブルを組み合わせて使用」とされています。AVS(可変電圧供給)と60W以上対応の両方が条件です。
ESRの資料で数字が揃っていません。商品名は45W、公式ストアは「最大45W出力と45~60Wのダイナミック出力」、プレスリリースは「最大60Wのダイナミック出力」と「最大67W対応」の両方を書いています(2026年9月26日確認)。
当サイトでは同じものとは扱っていません。ESRの表記は「PD 3.2 AVS」で、Appleの資料には「USB PD 3.1(またはそれ以上)の可変電圧供給(AVS)」という書き方があります。記事ではESRの表記のまま引用しています。