ESRを7年で7回買っていた|安さで選んだブランドが定番になるまで

安かったから買いました。それだけの理由でした。
2019年、iPadのケースが欲しくて、Amazonで安いものを探していて見つけたのがESRでした。当時は「聞いたことのないブランドだけど、この値段なら失敗してもいいか」くらいの気持ちです。
先日、自分の注文履歴を「ESR」で検索して、正直びっくりしました。
7年で、7回買っていました。
Anker歴10年、CIO歴4年。充電まわりのブランドはさんざん見てきたつもりでしたが、いちばん長く付き合っていたのは、いちばん安いから選んだブランドだった。この記事は、その7年分の履歴をそのまま公開する話です。
7年で買った7つ、全部出します
注文履歴から、購入日順に並べます。盛りも削りもしていません。これが全部です。
| 購入 | 買ったもの | 当時の状況 |
|---|---|---|
| 2019年7月 | iPad 9.7 用 レザー三つ折ケース | 1本目。とにかく安さで選んだ |
| 2021年6月 | iPhone 12 Pro Max ケース(MagSafe対応・液体シリコン) | MagSafe時代の入口 |
| 2021年10月 | iPad Pro 11 ケース(Pencilホルダー付き) | タブレットも継続 |
| 2022年3月 | HaloLock ユニバーサルリング(2個入り) | 非MagSafe機を磁石化する部品 |
| 2024年6月 | CryoBoost 冷却ファン付き 車載充電器 | ケース以外にも手を出した |
| 2025年10月 | AirPods Pro2 ケース(ロック付き) | いまベルト通しに下げている実機 |
| 2026年1月 | iPhone 17 Pro Max ケース(Qi2.2・最大25W対応) | 7本目。最新機でもESR |
この表で、自分でもいちばん驚いたのがここです。
間に別のブランドを挟んでいるのに、iPhoneを買い替えるたびに、結局ここに戻ってきていました。
なぜ7年も買い続けたのか——理由は2段階でした
入口は、間違いなくコスパ
最初にESRを選んだ理由は、安かったから。これに尽きます。ブランドへの信頼も、レビューの深読みもありませんでした。
いまでもその性格は変わっていません。たとえば7本目に買ったiPhone 17 Pro Max用のケースは、Qi2.2・最大25W対応でありながら2,000円を切ります(2026年9月5日時点)。純正まわりのアクセサリーが1万円を超えることを考えると、桁がひとつ違う。
続いた理由は「良かったから、また買った」だけ
ここが正直なところです。私は7年間、一度もESRを「調べて」選んでいません。
安いから買った → 悪くなかった → 次も同じところで買った。これを7回繰り返しただけです。感動的な体験があったわけでも、乗り換える理由が消えたわけでもない。ただ、買い替えるときに「前のがちゃんと使えたな」と思い出せる状態が続いた——それだけで、ブランドは選ばれ続けるんだと思います。
逆に言えば、安さで入ってもらったあと、1回でも「失敗した」と思われたら7年は続いていません。安物買いの銭失いにならなかった、という消極的な理由が、いちばん強い継続理由でした。
結果として、MagSafeの7年を同じブランドで見てきた
意図したわけではないのですが、この7本の履歴はそのままiPhoneの磁石まわりの歴史になっていました。
- 2021年:iPhone 12 Pro Max用のMagSafe対応ケース。「背面に磁石が入っている」こと自体が新しかった時代
- 2022年:HaloLockのユニバーサルリング。磁石が入っていない機種に、あとから磁石を貼り付けて仲間に入れる部品
- 2024年:車載のマグネット充電器。磁石が「固定する道具」から「充電する土台」に変わった
- 2026年:iPhone 17 Pro Max用ケースがQi2.2・最大25W対応。磁石で位置を決めて、高出力で充電する時代へ
ブランドを変えていたら、この変化は「製品ごとの違い」に埋もれて見えなかったはずです。同じメーカーで通したから、規格が進んだぶんだけがそのまま差として見えた。これは7年続けた副産物でした。

古い3つは、製品が壊れたのではなく端末が世代交代した
7本のうち、はじめの3つ——iPad 9.7、iPhone 12 Pro Max、iPad Pro 11——は、いま使っていません。
ただ、ケースが壊れて捨てたのではなく、中に入れる端末のほうが入れ替わったという話です。ケースの寿命は端末の寿命に縛られるので、これは製品の評価とは別だと思っています。
実際、いま手元で動いている側は長寿です。車載のCryoBoostは2024年6月から2年3ヶ月、ほぼ毎日の車で稼働していて、いまだに気になるところがありません。ファンの音が大きくなったとか、磁力が落ちたといった劣化も出ていない。
▶ 車載まわりの実感はこちらに詳しく書いています:車載ワイヤレス充電器はファン内蔵が効く理由/“冷却”で選ぶカーチャージャーおすすめ4選
正直に書く、7年で感じている限界
良かった話ばかりでは意味がないので、7年ぶんの引っかかりも置いておきます。
| 感じていること | 私の受け止め |
|---|---|
| 製品名が似すぎている | Cyber/HaloLock/Classic など、シリーズ名で機構が違うのに名前が近い。買うときに型番と機構を必ず確認する必要がある |
| 同じ製品でも色で価格が違う | 数百円〜千円単位で変わることがある。色にこだわらないなら安い色を選ぶだけで得 |
| 「憧れ」で買うブランドではない | 所有欲を満たすタイプではありません。道具として静かに働くほうの製品です |
| 当たり外れの体感 | 私の7つでは外れがなかった、というだけの話。母数7は多くありません |
とくに1つ目は実害があります。「マグネット蓋」と「ロック付き」のように、名前が似ていて中身が違うものが並んでいる。ここを読み飛ばすと、思っていたのと違うものが届きます。
▶ 実例はこちら:AirPods Proケースの「ロック付き」と「マグネット蓋だけ」は、価格差1,000円で別物だった
いま買うなら、私が実際に使っているこの3つ
7本のうち、いまも現行品として買えて、私が実際に稼働させているものだけを挙げます。価格は2026年9月5日時点です。
7本目。Qi2.2に対応してこの価格が、いまのESRらしさそのものです。
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🎧 AirPods Pro2 ケース(Cyber・ロック付き)約2,699円
11ヶ月ベルト通しに下げ続けている実機。落としても蓋が開きません。
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🚗 CryoBoost 冷却ファン付き 車載マグネット充電器 約4,999円
2年3ヶ月、毎日の車で稼働中。いまだに不満が出ていない一台です。
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▶ 楽天市場でESRを探す / 磁石が入っていない機種を磁石化するリングを探す
よくある質問(FAQ)
私は2019年から7年で7製品を買っていますが、使用中に壊れたものはありません。安さで選んで買い始め、悪くなかったので次も同じところで買う、という繰り返しで7年続いています。ただし私の母数は7つで、すべての製品を保証するものではありません。
シリーズ名と機構の対応です。CyberやHaloLock、Classicなど名前が近いのに中身が違う製品が並んでいます。たとえばAirPodsケースには「マグネットで蓋が閉じるだけ」のものと「内部ラッチでロックされる」ものがあり、価格差は約1,000円ですが落下時の挙動はまったく違います。商品名だけで判断せず、機構の説明まで読んでから買ってください。
製品によります。私が2026年1月に買ったiPhone 17 Pro Max用のClassicシリーズは、Qi2.2・最大25W高速充電に対応と明記されています。一方で古い世代の製品はMagSafeの15Wまでです。ワイヤレス充電の速度を重視するなら、商品ページでQi2.2および対応W数の記載を確認してください。
できます。ESRのHaloLockユニバーサルリングのような後付けの金属リングを機種の背面やケースに貼ることで、マグネット式充電器へ吸着させられます。私も2022年に購入して使いました。ただし貼り付け位置がずれると充電効率が落ちるため、位置合わせのガイドを使って貼ってください。
ケース自体が壊れて買い替えたことはありません。私の場合はiPadやiPhoneを買い替えたタイミングで、中の端末に合わせて新調しています。つまりケースの寿命ではなく、端末の世代交代が買い替えの理由になっています。
7年経って、いま思うこと
安いから買ったブランドと、7年付き合っていました。
そのあいだに、私はAnkerを10年、CIOを4年使い続けています。どちらも「このブランドが好きだ」とはっきり言えるブランドです。でも、いちばん長く途切れずに買っていたのは、いちばん語ることの少ないESRでした。
道具のブランド選びって、たぶんこういうことなんだと思います。
強く選ばれるより、選び直す理由をつくらないほうが、長く残る。