CIOの旅行用タップは7,480円。「日本国内では使用できません」の一文が、ニュースリリースにはありませんでした

CIOの電源タップ「Polaris CUBE」を、私は2台持っています。パープル福袋から出てきたDESKと、ヨドバシ限定福袋から出てきたBuilt in CABLE。どちらも2026年の正月の福袋です。
そのPolaris CUBEの旅行版が、2026年10月1日に出ました。名前はPolaris CUBE TRAVEL Built in CORD REEL。変換プラグと65Wの充電器とケーブルと電源タップが1台になって、7,480円。CIO歴4年の私の手元にあるBuilt in CABLEに、変換プラグとコードリールを足したような製品です。
ところが、Amazonの商品ページには「日本国内では使用不可」と書いてあります。CIOのニュースリリースを読み直しても、その一文はありません。
この記事は、CIOのニュース・Amazon・楽天の3つの公式の記載を並べて、この製品が「誰のための1台」なのかを確認する記事です。私はTRAVELを持っていないので、使用感は書きません。手元にある兄弟機のBuilt in CABLEとの違いは、実機と公式の数字で比べます。
先に結論
- 海外専用。Amazon・楽天の商品ページに「本製品はPSE認証を取得していないため、日本国内ではご使用にならないでください。」とある
- CIOのニュースリリース(10月2日)には、国内で使えないという記載がない。注意書きは「変圧機能がない」ことだけ
- 中身は変換プラグ(A・O・BF・C)+USB-C 65W+約65.6cmのコードリール式ケーブル+ACソケット。約253g・7,480円
- 国内でも使うなら、私が持っているPolaris CUBE Built in CABLE(PSE認証品・5,980円)のほうが用途が広い
- CIOの10%OFFコードは10月8日まで。Amazonプライム感謝祭の先行セールは10月13日からで、重なっていない
Polaris CUBE TRAVELは何が1台になったのか
まずCIOのニュースリリース(2026年10月2日)の説明から。
CIO:「変換プラグ・最大65W充電器・充電ケーブル・電源タップの4つの機能を1台に集約した、海外旅行や出張に適したトラベル電源タップです。」(CIOニュース 2026.10.02)
変換プラグは「A・O・BF・Cタイプの電源に対応し、世界200カ国以上で使用可能。」とあります。アメリカやカナダのA、オーストラリアのO、イギリスや香港のBF、ヨーロッパ各国のC。4種類をスライドで切り替える方式です。ただし「※SEタイプのプラグは使用できません。」と注記があります。
公式の数字を、Amazon・楽天のCIO公式ストアの仕様欄と合わせて表にします。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 製品名 | Polaris CUBE TRAVEL Built in CORD REEL(型番 CIO-PCTBC65W2C1A-AC2) |
| 価格 | 7,480円(税込・メーカー希望小売価格) |
| 発売日 | 2026年10月1日 |
| 変換プラグ | A・O・BF・Cの4タイプ(SEタイプは不可) |
| 入力 | 100-250V〜 50/60Hz 6A Max(楽天の仕様欄) |
| USB-C1(内蔵ケーブル) | 最大65W(USB PD) |
| USB-C2 | 最大20W |
| USB-A | 最大12W |
| USB合計 | 最大65W(3ポート同時はNova Intelligenceで自動配分) |
| ACソケット | ユニバーサルソケット+Type-Aソケット |
| 内蔵ケーブル | 約65.6cm・コードリール式 |
| サイズ・重さ | 約82.8×50.9×54.3mm・約253g |
| 色 | ブラック・ホワイト |
| 販売 | Amazon.co.jp(販売元 株式会社CIO)・楽天のCIO公式オンラインストア・一部の家電量販店・CIO STORE |
USB-Cの65Wは内蔵ケーブル側だけで、もう1つのUSB-Cは20W、USB-Aは12Wです。「USB-C×2で65W」と読むと見誤ります。3つ同時に挿すと「3ポート同時使用時には「Nova Intelligence」が接続されたデバイスに応じて、合計最大65Wの範囲内で電力を自動的に振り分けます。」とあり、合計は65Wまでです。
「日本国内では使用できません」は、どこに書いてあるか
ここが本題です。同じ製品の説明を、3つの公式の場所で比べます。
Amazonの商品ページ(販売元 株式会社CIO)
Amazon:「【海外旅行・出張専用/日本国内では使用不可】本製品はPSE認証を取得していないため、日本国内ではご使用にならないでください。渡航先と接続機器の仕様をご確認のうえ、海外専用としてご使用ください。※SE(Type E/F)ソケットには対応していません。」
楽天のCIO公式オンラインストア
商品名の末尾に「※日本国内では使用できません」と入っていて、仕様欄にも同じ注記があります。
CIOのニュースリリース(10月2日)
ニュースにあるのは「海外でご使用いただく際の注意事項」として、「本製品に変圧機能はありません。」「100V専用の家電製品を、電圧が110V以上の国・地域で使用する場合には、別途変圧器が必要です。」という電圧の話だけです。PSE認証がないこと、日本国内で使わないでほしいことは、ニュースには書かれていません。
PSEマークは、電気用品安全法にもとづいて日本国内で使う電気用品に付けられる表示です(経済産業省 電気用品安全法のページ)。私が持っているBuilt in CABLEのAmazonページには「【安心のPSE認証品】」とあり、兄弟機のTRAVELにはそれがない。CIO自身が「海外専用」と言い切っている以上、国内のデスクやホテルで使う前提では買えない製品です。
Amazonのレビューには、本体の裏面と説明書に「外国向け製品・日本国内使用不可」と書かれている、という投稿もありました。私は実物を見ていないので、これは「そう書いた人がいる」としてだけ載せておきます。
もう1つ気になったのは、Amazonの説明文の中で数字が揃っていないことです。見出しは「【A・BF・C・Oタイプ内蔵の4種変換プラグ|世界200カ国以上対応】」なのに、同じ段落の本文は「A・BF・C・Oタイプの変換プラグを内蔵し、世界150カ国以上で使用可能。」。CIOのニュースは200カ国以上です。電圧も、ニュースは「一方、100-240Vに対応した家電製品については、対応する電圧の範囲内でご使用いただけます。」と240Vまで、Amazon・楽天の入力は「【海外電圧100〜250V対応/変圧機能は非搭載】」と250Vまで。どちらも製品の良し悪しを変える数字ではありませんが、資料ごとに違うことは知っておいたほうがいい。
私が持っているBuilt in CABLEと、何が違うか

Built in CABLEは、ケーブルを本体に内蔵したPolaris CUBEです(手元の4台はCIOの電源タップを4台持っている話にまとめています)。TRAVELはその旅行版という位置づけなので、2台を公式の数字で並べます。
| 項目 | Polaris CUBE TRAVEL | Polaris CUBE Built in CABLE(所有) |
|---|---|---|
| 価格 | 7,480円 | 5,980円 |
| 日本国内での使用 | 不可(PSE認証なし・CIOの記載) | 可(PSE認証品) |
| 変換プラグ | A・O・BF・C内蔵 | なし(日本のAプラグ) |
| AC口 | ユニバーサルソケット+Type-A | AC100V×2口(合計1250W・USB併用時1125W) |
| USB-C 最大 | 65W(内蔵ケーブル側)/もう1口は20W | 67W(単ポート) |
| USB-A | 12W | あり(1口) |
| ケーブル | 約65.6cm・コードリール式 | 約50cm(55cm)・側面に巻き取り |
| 重さ | 約253g | 約220g |
Built in CABLEのAmazonページには「ACプラグのみ使用時は合計1250W、USBポートを併用時は合計1125Wの出力に対応し、USB-C単ポート最大67W出力に対応。」とあり、重さは「重さも約220gと軽量に仕上げました。」、ケーブルは「ケーブルの長さを約50cm(55cm)」です。
並べると、TRAVELが足したのは変換プラグとコードリール、引いたのは国内で使えること。33g重くなって1,500円高い。海外に行く予定がない人には、Built in CABLEのほうが明らかに使い道が広い。逆に、年に何度も海外出張がある人なら、変換プラグと充電器とケーブルを別々に持たなくていい価値は、荷物の数でそのまま返ってきます。
買う前に確かめること3つ
- 渡航先のソケット形状。A・O・BF・Cの4種類に入っているか。SE(Type E/F)には非対応、とCIOが書いています。「※同一国内でも複数のコンセント形状が使用されている場合があります。」ともあるので、国名だけで決めない
- つなぐ機器の対応電圧。変圧機能はありません。スマホやノートPCの充電器は100-240V対応がほとんどですが、ドライヤーなど100V専用の家電は別途変圧器が要る、とCIOの注意書きにあります
- 国内でも使うつもりがないか。国内のデスクやホテルで使う前提なら、この製品ではなくBuilt in CABLEかDESKです。TRAVELは「海外専用」とCIO自身が言っています
なお、電池は入っていないので、モバイルバッテリーのような機内持ち込みの個数ルールの対象ではありません。飛行機で気をつける側の話はコンセント一体型モバイルバッテリーと飛行機のルールに書いています。旅行の充電まわり全体を減らす考え方は旅行の充電グッズを半分にする方法を。
10%OFFコードは10月8日まで。プライム感謝祭とは重なっていない
CIOのニュースには、Amazonのプロモーションコードと楽天のクーポンコードが載っていて、どちらも10月8日23時59分までです。コードは販売ページで入力する方式で、自動では引かれません。
一方、Amazonプライム感謝祭2026の先行セールは10月13日から。コードの期限とは5日空いています。発売直後の製品が感謝祭の対象になるかは発表されていないので、ここでは予想しません。9月のCIO 旅の充電アップデートセールは9月27日に終わっていて、この製品は含まれていませんでした。
いま決めるなら:海外出張の予定が決まっていて、国内では使わない人は、10月8日までのコードで買うのが素直です。予定がない人は、急ぐ理由がありません。
販売ページ
2026年10月5日の時点で、Amazonは2色とも7,480円・販売元 株式会社CIO・出荷元 Amazonでした。楽天はCIO公式オンラインストアの出品です。
CIO Polaris CUBE TRAVEL Built in CORD REEL(ブラック)
CIO Polaris CUBE TRAVEL Built in CORD REEL(ホワイト)
CIO Polaris CUBE Built in CABLE(国内でも使える・私の所有機)
まとめ
- Polaris CUBE TRAVELは変換プラグ+65W充電器+ケーブル+タップを1台にした7,480円・約253gの旅行用タップ(2026年10月1日発売)
- Amazon・楽天の商品ページにPSE認証を取得していないため日本国内では使用不可とある。CIOのニュースにはこの一文がない
- 変圧機能はない。SEタイプのソケットには非対応。USB-Cの65Wは内蔵ケーブル側だけ
- 国内でも使うならBuilt in CABLE(PSE認証品・5,980円・約220g)。海外専用で割り切れる人だけがTRAVEL
- 10%OFFコードは10月8日まで。プライム感謝祭の先行セール(10月13日〜)とは重なっていない
※この記事は2026年10月5日に確認した、CIOニュース(2026年10月2日)・Amazon商品ページ(販売元 株式会社CIO)・楽天 CIO公式オンラインストアの記載にもとづいています。Polaris CUBE TRAVELは所有していないため、使用感は書いていません。Built in CABLEは所有機です。
CIOはAmazon・楽天の商品ページで「PSE認証を取得していないため、日本国内ではご使用にならないでください」と案内しています。海外専用の製品です。国内でも使うならPSE認証品のPolaris CUBE Built in CABLEやDESKが該当します。
ありません。CIOのニュースに「本製品に変圧機能はありません」とあり、100V専用の家電を110V以上の国で使う場合は別途変圧器が必要としています。100-240V対応の機器はその範囲内で使えます。
A・O・BF・Cの4タイプで、CIOは世界200カ国以上で使用可能としています。SEタイプ(Type E/F)のソケットには対応していません。同じ国でも複数のコンセント形状がある場合があるとCIOは注記しています。
いいえ。65Wは内蔵ケーブル側のUSB-C1だけで、USB-C2は最大20W、USB-Aは最大12Wです。3ポート同時使用時は合計最大65Wの範囲でNova Intelligenceが自動配分します。
TRAVELは変換プラグ4タイプとコードリール式ケーブルを内蔵し、約253g・7,480円で海外専用。Built in CABLEはAC100V×2口・USB-C最大67W・約220g・5,980円のPSE認証品で、国内でも使えます。