【新発売】Belkinの75W充電器ZSPは3,170円。iPhone 18 Pro対応の1ポートは、Amazonでは別の名前でした

私のiPhoneは17 Pro Max。Anker歴10年、CIOは2022年から使っています。iPhone 18 Proは持っていません。そして、今回のBelkin UltraCharge 75W GaN 充電器 ZSPも持っていません。なのでこの記事には、使った感想も、測った数字もありません。書くのは、Belkinの発表とAmazon・楽天の商品ページに書いてあることだけです。
それでも取り上げたのは、10月8日〜12日に出た大手ブランドの充電器の新製品が、私が調べた範囲ではこの1台だけで、しかもiPhone 18 Proの60W高速充電への対応を発表ではっきり書いていたから。ところが資料を並べてみると、名前・価格・ポート数の書き方が、発表とAmazonで少しずつ違っていました。
先に結論(2026年10月12日に確認)
- Belkinの発表ではPD3.2・AVS対応、「また、iPhone 18 Pro / Pro Maxの60W高速充電にも対応しています。」
- 名前が2つある。発表は「UltraCharge 75W GaN 充電器 ZSP」、Amazonは「Belkin Cubic Charger 75W」
- 価格は発表が「販売価格:3,173円(税抜)」、Amazonは3,170円(税込)。楽天ビックは3,490円(税込)
- USB-Cの1ポートだけ。楽天ビックの仕様欄では「アダプタ本体のみ」=ケーブルは別に用意する
- Amazonの仕様欄の「120 ボルト」「5 ミリアンペア」は、75Wの充電器の値としては使えない
結論:こんな人におすすめ
- iPhone 18 Proを1台だけ、壁のコンセントから速く充電したい人。Belkinが60W高速充電への対応を発表で書いている
- ノートPCにも1台で足りる出力がほしい人。1ポートで最大75W
- 挿しっぱなしの待機電力が気になる人。待機電力は0.005W未満とBelkinは書いている
- 60W以上に対応したUSB-Cケーブルをもう持っている人(本体だけの販売)
逆に、iPhoneとApple Watchを同時に充電したい人には向きません。ポートは1つです。2台以上を挿すなら、複数ポートの充電器を選ぶことになります。
UltraCharge 75W GaN 充電器 ZSPの注目スペック3つ
- PD3.2・AVS対応、iPhone 18 Proの60W高速充電に対応。発表には「次世代のPD 3.2に対応し、AVS(可変電圧供給)によってデバイスの電力ニーズに合わせて出力をきめ細かく調整ができます。」とあります。Amazonの説明文も「USB-C PD3.2に対応し、PPSおよびAVSによる効率的な電力供給をサポート。」と、AVSを書いています
- 1ポートで最大75W。Amazonの説明文は「【単ポート75WでノートPCにも対応】USB-C単ポートで最大75Wの高出力に対応し」。発表の充電時間の例は「75Wの高出力により、iPhone 17なら20分で50%、MacBook Air 13″ M5なら40分で50%まで充電が可能です※。」(「※実際の充電速度は、デバイス、バッテリーの使用環境によって異なる場合があります。」)
- 待機電力0.005W未満の「ZSP」。名前のZSPはZero-Standby Power。発表には「待機電力を一般的な充電器の20分の1となる0.005W未満まで低減します。」とあります
公式の記載を表にまとめます。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 製品名 | UltraCharge 75W GaN 充電器 ZSP(Amazonの商品名は Belkin Cubic Charger 75W) |
| 型番 | WCA017(Amazonの型番欄は WCA017qcSA) |
| 発売日 | 2026年10月9日 |
| 価格 | 3,173円(税抜・発表)/Amazon 3,170円(税込)/楽天ビック 3,490円(税込) |
| ポート | USB-C×1(単ポート) |
| 最大出力 | 75W |
| 規格 | PD3.2・AVS(Amazonの説明文はPPSも記載) |
| 待機電力 | 0.005W未満 |
| 放熱 | 「Duo-Flowデュアルフロー放熱設計」・銅製ヒートシンク |
| プラグ | 折り畳み式(Amazonの説明文) |
| 色 | サンド・ホワイト(ブルーは近日発売予定) |
| 付属品 | アダプタ本体のみ(楽天ビックの仕様欄) |
| 保証 | 2年 |
| 原産国 | ベトナム(Amazonの商品詳細) |
ほかに発表には、「87項目に及ぶ厳格な安全テストを実施しています。」、標高5,000mの高地試験をクリア、「充電器本体には再生プラスチックを75%使用しています。」、とあります。保証は「製品保証:2年」。重さとサイズは、発表にもAmazonの説明文にも書かれていません(10月12日時点)。
名前が2つ:「UltraCharge 75W GaN 充電器 ZSP」と「Cubic Charger 75W」
Belkinの発表での製品名はUltraCharge 75W GaN 充電器 ZSP。ところがAmazonの商品名は「Belkin Cubic Charger 75W USB-C充電器 type-c iPhone18 Pro/Pro Max AVS対応 急速充電」で始まり、「UltraCharge」の文字がありません。Amazonの説明文では「Belkin Cubicシリーズのコンパクトなキューブ型デザインを採用。」と、Cubicをシリーズ名として使っています。プラグについても「折り畳みプラグにより、収納時にプラグが邪魔になりにくく、毎日の持ち歩きにも便利です。」とあります(ベルキンの発表)。
型番も、発表は「型番: WCA017」、Amazonの型番欄は「WCA017qcSA」。楽天ビックの商品名はサンドがWCA017qcSA、ホワイトがWCA017qcWHで、末尾の2文字が色を表しているように見えます(Belkinの説明はありません)。
検索するときは「UltraCharge 75W ZSP」「Cubic Charger 75W」「WCA017」のどれでも同じ製品です。Amazonの販売ページは、発表に書かれたURL(サンド B0HG1S4WTX/ホワイト B0HG21DMRT)と一致しています。
色の名前もずれています。発表は「カラー:サンド、ホワイト、ブルー(近日発売予定)」、Amazonの色の欄は「サンドホワイト」。ブルーは10月12日の時点でまだ出ていません。
価格:Amazonは3,170円(税込)、発表は3,173円(税抜)
発表の価格は「販売価格:3,173円(税抜)」。税込に直すと3,490円です(3,173円×1.1で計算)。
一方、10月12日のAmazonは3,170円(税込)で、販売元はBelkin Japan、出荷元はAmazon。発売から3日後の時点で、発表の税込価格より約320円安い計算です。税抜の3,173円と、Amazonの税込の3,170円がほとんど同じ数字なので、見比べるときに税込・税抜を取り違えやすいところです。
楽天ではビックカメラの楽天ビックが扱っていて、サンド・ホワイトとも3,490円(税込)でした。こちらは発表の価格を税込にした数字と同じです。
価格はすべて2026年10月12日確認。Amazonの価格は変わることがあります。
1ポートだけ。ケーブルは付いていない
ポートの数は、Belkinの発表には書かれていません。75WとPD3.2・AVSの説明はあっても、「何ポート」かの記載がない。Amazonの商品名と説明文で、ようやく「USB-C単ポート」と分かります。楽天ビックの仕様欄も、USB-C×1・USB-Aなし・1ポートです。
もう1つ、ケーブルが付いているかどうかも発表には書かれていません。楽天ビックの仕様欄の「ケーブル仕様」は「アダプタ本体のみ」でした。
ここが、iPhone 18 Proで使うときに一番大事なところです。Appleは高速充電の条件として、「有線高速充電には、60W以上対応のUSB-CケーブルとUSB PD電源アダプタで対応。」と書いています(Apple 40Wダイナミック電源アダプタの製品ページ)。充電器が対応していても、ケーブルが60W未満だと条件を満たしません。手持ちのケーブルの確かめ方はiPhone 18 Proのケーブルの記事に、充電器の条件全体はiPhone 18の充電器の記事にまとめています。
Amazonの仕様欄の「120 ボルト」「5 ミリアンペア」は使えない
Amazonの商品ページには、説明文とは別に仕様の欄があります。そこには入力電圧「120 ボルト」、出力電流「5 ミリアンペア」、出力電圧「5 ボルト」と入っています。
5ボルト×5ミリアンペアでは、0.025Wにしかなりません。75Wの充電器の値として合っていませんし、入力電圧の120ボルトは日本のコンセントの100ボルトでもありません。この欄の数字は、製品の性能を読むのには使えない、と考えたほうがいいです。
この記事の表は、Belkinの発表とAmazonの説明文(箇条書きの文章)から作りました。Amazonで仕様を見比べるときは、仕様欄より説明文と発表を優先してください。
省エネの数字が、同じ発表の中で2通り
ZSPの省エネの効果は、発表の中で書き方が2つあります。前半は「年間の待機消費電力量を95%以上削減し、見えない電力消費を効果的に抑えます。」、製品の特長の欄では「年間の待機消費電力量を95%削減して環境保護に貢献するだけでなく」。
「95%以上」と「95%」。大きな違いではありませんが、引用するなら「95%以上(別の箇所では95%)」と並べて書くのが正確です。何と比べて95%なのか(比べた充電器の条件)は、発表には書かれていません。
待機電力そのものの数字(0.005W未満・一般的な充電器の20分の1)は、2か所とも同じでした。
競合製品との比較
iPhone 18 Proの高速充電の条件「AVS」を公式に書いている充電器と並べます。数字は各社の公式資料(10月12日確認)にあるものだけで、無いところは「—」にしました。
| Belkin UltraCharge 75W ZSP | UGREEN Nexode Air 65W | Apple 40Wダイナミック電源アダプタ | |
|---|---|---|---|
| 最大出力 | 75W(1ポート) | 65W | 40W(最大60W対応) |
| AVSの記載 | あり(PD3.2・AVS/発表とAmazon) | あり(PD3.1 AVS/UGREENの発表とAmazon)。公式ストアの製品ページには無い | あり(可変電圧供給(AVS)/Appleの製品ページ) |
| iPhone 18 Proの記載 | 60W高速充電に対応(発表) | 高速有線充電に必要なAVS+60W以上の条件を満たす(UGREENの発表) | 約15分で最大50%充電(Appleの製品ページ) |
| ケーブル | アダプタ本体のみ(楽天ビック) | 100W USB-Cケーブル付属 | — |
| 待機電力 | 0.005W未満 | — | — |
| 価格 | 3,170円(Amazon・税込) | 4,280円(UGREENの発表の通常価格) | — |
UGREENは発表で「USB PD 3.1 AVSによる可変電圧充電を実現し、iPhone 18 Pro / Pro Maxの高速有線充電に必要なAVS+60W以上の条件を満たします。」と書いています(UGREENの発表)。ただしUGREEN公式ストアの製品ページにはAVSの言葉がありません。
Appleの40Wは、製品ページそのものに「電圧を正確に調整して充電効率を一段と向上させる可変電圧供給(AVS)機能も備えています。」と書き、「iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max(約15分で最大50%充電)」の組み合わせを挙げています。条件の確かさでは、純正がいちばんはっきりしています。
並べると、Belkinの強みは1ポートで75Wという余裕と、待機電力の数字を出していること。弱みはケーブルが付かないこと。UGREENは100Wケーブル付きで、ケーブルを持っていない人には差が出ます。
Belkinの「PD3.2・AVS」、UGREENの「PD3.1 AVS」、Appleの「可変電圧供給(AVS)」は、資料の書き方が違います。3つが同じものだと、資料からは言い切れません。この記事では各社の書き方をそのまま載せています。
プライム感謝祭の対象になっているCIO・Anker・UGREENの60W以上の充電器13製品で、AVSと書いてあるかを1製品ずつ確かめた結果はiPhone 18 ProのAVSと感謝祭の充電器の記事にまとめました。
UGREENの発表には、10月13日〜19日のセールで「UGREEN Nexode Air 65W急速充電器(¥4,280→¥2,996)」とあります。発表どおりなら、その期間はUGREENのほうが安い計算です。
Belkinの別の製品では、ライト付きのモバイルバッテリーで重さの数字が資料ごとに違っていた話をBelkin BPD019の記事に、薄型のモバイルバッテリーはBelkin UltraCharge Slim 10Kの記事に書いています。AVSを書いている充電器はESRにもあり、ESRの記事で取り上げました。
販売ページ
2026年10月12日の時点で、Amazonはサンド・ホワイトとも3,170円(税込)・販売元 Belkin Japan・出荷元 Amazon、楽天ビックは2色とも3,490円(税込)でした。
UGREEN Nexode Air 65W(100W USB-Cケーブル付き)
Apple 40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)MGKQ4J/A
まとめ
- Belkin UltraCharge 75W GaN 充電器 ZSP(WCA017)は2026年10月9日発売の1ポート75W。PD3.2・AVS対応、iPhone 18 Proの60W高速充電に対応とBelkinが発表
- Amazonでの名前はBelkin Cubic Charger 75W。型番欄はWCA017qcSA
- 価格は発表3,173円(税抜)、Amazon 3,170円(税込)、楽天ビック3,490円(税込)。いずれも10月12日確認
- ケーブルは付いていない(楽天ビックの仕様欄)。iPhone 18 Proの高速充電には60W以上のUSB-Cケーブルが要る
- Amazonの仕様欄の120ボルト・5ミリアンペアは使えない。省エネは「95%以上(別の箇所では95%)」
- ブルーは近日発売予定。重さ・サイズは公式資料にまだ無い
ポートが1つでいいなら、75Wで3,170円は条件の合う選択肢です。決めるときは、手持ちのケーブルが60W以上かどうかを先に確かめるのが近道です。
※この記事は2026年10月12日に確認した、ベルキン株式会社のプレスリリース(2026年10月9日)・Amazon商品ページ(販売元 Belkin Japan)・楽天ビック商品ページ・Apple/UGREENの公式資料の記載にもとづいています。UltraCharge 75W GaN 充電器 ZSPは所有していないため、使用感や実際の充電の速さは書いていません。
よくある質問
同じ製品です。Belkinの発表での名前がUltraCharge 75W GaN 充電器 ZSP、Amazonの商品名がBelkin Cubic Charger 75Wです。発表に書かれたAmazonのURL(サンド B0HG1S4WTX/ホワイト B0HG21DMRT)と販売ページが一致しています。型番はWCA017です。
Belkinは発表で「iPhone 18 Pro / Pro Maxの60W高速充電にも対応しています」と書いています。AppleはAVS対応のUSB PD電源アダプタと60W以上対応のUSB-Cケーブルを条件にしているので、ケーブルも60W以上のものを使ってください。当ブログでは実際の充電の速さは確かめていません。
楽天ビックの仕様欄では「アダプタ本体のみ」です。Belkinの発表とAmazonの説明文には、ケーブルの付属についての記載がありません。
USB-Cの1ポートです。Amazonの説明文に「USB-C単ポートで最大75W」とあり、楽天ビックの仕様欄もUSB-C×1です。2台同時には充電できません。
75Wの充電器の値としては合っていません。5ボルト×5ミリアンペアは0.025Wで、入力電圧も日本の100ボルトではありません。仕様はBelkinの発表とAmazonの説明文で確認するのがおすすめです。