【10/14発売】iFaceの半固体モバイルバッテリーSafePaqは6,380円から。2台同時は合計15W、釘刺しは「セル単体」の試験でした

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スマホケースのiFaceが、モバイルバッテリーを出しました。名前はiFace SafePaq 半固体モバイルバッテリー。5000mAhと10000mAhの2種類で、「カラーは全16色。」

私はAnker歴10年、CIOは2022年から。今のスマホはiPhone 17 Pro Maxです。SafePaqは持っていません。なのでこの記事に、使った感想や測った数字はありません。書くのは、Hameeの発表とiFace公式・楽天の販売ページに書いてあることだけです。

それでも書くのは、公式資料の※印の注記に、買う前に知っておきたいことが3つ並んでいたからです。

先に結論(2026年10月12日に確認)

  • 一般発売は2026年10月14日(水)。価格は5000mAhが「5,800円(税込6,380円)」、10000mAhが「7,800円(税込8,580円)」
  • 10000mAhは2ポート同時に使えるが、そのときは合計最大15W。1台なら最大30W
  • 釘刺し試験は「※釘刺し試験は、搭載されているバッテリーセル単体における試験結果です。」
  • 使う温度は「5℃から 35℃の屋内環境でご使用ください。」。カラビナでバッグの外に下げられるが、防水ではない
  • 10月17日の時点で、Amazon(販売元 Hamee)は5000mAhが6,380円・10000mAhが8,580円。楽天のHamee公式も購入できる状態
目次

結論:こんな人におすすめ

  • 色で選びたい人。同じ形で16色から選べる
  • バッグの外に下げて持ち歩きたい人。カラビナが付属
  • iPhoneを1台ずつ充電する人。5000mAhは最大20W、10000mAhは最大30W
  • ケーブルを別に買いたくない人。USB-C to USB-Cケーブル(約30cm)が付く

逆に、2台を同時に速く充電したい人には向きません。10000mAhで2台つなぐと、合計15Wまで下がります。ワイヤレスで充電したい人も別の製品を選ぶことになります。SafePaqの資料には、置くだけで充電するワイヤレス出力の記載が見当たりませんでした。

iFace SafePaqの注目スペック3つ

  1. 半固体リチウムイオン電池。発表には「内部の電解液をゲル状にかためた半固体リチウムイオン電池を採用しました。」とあります
  2. 有線で最大20W/30W。発表は「USB-CのPD急速充電に対応(5000mAhは最大20W、10000mAhは最大30W)」
  3. 全16色とカラビナ。キャッチコピーは「気分がアガる、わたしの色。」。シリーズのコンセプトは「安全な充電を、毎日の持ち物に。」

公式の記載を表にまとめます。

項目5000mAh10000mAh
価格(税込)6,380円8,580円
電池半固体リチウムイオン電池半固体リチウムイオン電池
容量5000mAh・3.85V/19.25Wh10,000mAh(5,000mAh 3.85V×2の直列)
定格容量(5V)3000mAh6000mAh
出力USB-C×1・最大20WUSB-C 最大30W/USB-A 最大18W
2台同時—(USB-Cの1ポート)合計最大15W
入力(本体の充電)USB-C 最大18W・約2時間USB-C 最大30W・約2.5時間
残量表示4段階ランプ0〜100%のデジタル表示
サイズ約13.1×7.9×1.4cm約13.5×8×2.2cm
重さ約146g(スペック欄の本体重量は約141g)約252g
充放電サイクル約500回約500回
付属品カラビナ・USB-C to USB-Cケーブル(約30cm)カラビナ・USB-C to USB-Cケーブル(約30cm)
保証1年1年
出典:Hameeのプレスリリース(2026年10月6日)・iFace公式の製品ページと特設ページ。2026年10月12日確認

iPhone 17への充電回数の目安は「充電回数目安5000mAh:約0.7回、10000mAh:約1.4回(iPhone 17の場合)」。「※当社計算値に基づく目安です。スマートフォンの電源状態やご使用環境により異なります。」

ほかに「低電流モード搭載(USB-Cポートのみ対応)で、イヤホンなどの小型機器にも対応」。製品ページには「自動ウェイクアップ機能搭載。ボタンを押さなくても、デバイスを接続するだけで自動的に充電を開始」ともあります。

5000mAhなのに定格容量が3000mAh、と書いてあるのは不良ではありません。電池の電圧(3.85V)で数えた容量と、USBで出す5Vで数えた容量の違いです。詳しくは5000mAhと10000mAhの違いの記事にまとめました。

10000mAhは2台同時だと「合計最大15W」

10000mAhには、USB-CとUSB-Aの2つの口があります。発表には「10000mAhはUSB-CとUSB-Aの2ポート同時出力に対応(合計最大15W)」。

特設ページの注意書きも「※10000mAhモデルの2ポート同時使用時は、合計最大15Wでの出力となります。」。製品ページの出力欄は「(USB-C+USB-A):5V/3A(Max15W)」です。

つまり、1台だけなら最大30Wで充電できるのに、2台つないだ瞬間に合計15Wになります。2台で分けるので、1台あたりはそれより少ない計算です。USB-A単独は「(USB-A):5V/3A,9V/2A,12V/1.5A(Max18W)」。

ただ、これはSafePaqだけが低いわけではありません。後ろの比較で並べるCIOの10000mAhは、USB-Cとワイヤレスの同時出力が「USB-C+ワイヤレス出力:5W + 5W(10W Max)」。2台同時の合計で見ると、SafePaqの15Wのほうが数字は上です(CIOは片方がワイヤレス、SafePaqは有線2つ。同じ条件の比べ方ではありません)。

釘刺し試験は「セル単体」の試験結果

釘刺し試験は、電池に釘を刺して中で短絡(ショート)を起こす試験です。発表は、この試験をクリアした電池を使っていると書いています。

そのすぐ下に、注記があります。「※釘刺し試験は、搭載されているバッテリーセル単体における試験結果です。」

特設ページの注記はもう少し詳しく、「※釘刺し試験は、搭載されている電池セル単体における試験結果(GB規格準拠)です。」。GB規格は中国の国家規格です。

読み取れるのは、試験をしたのは中に入っている電池(セル)で、ケースや回路を組み上げた製品そのものではない、ということ。製品の完成品で同じ試験をした、とは書かれていません。注記をきちんと付けている点は、むしろ誠実だと私は受け取りました。

製品ページの説明は「燃えにくい」という言葉を使い、特設ページは「発火・液漏れ・膨張のリスクを抑制し、日常で安心して使えます。」。どちらも燃えない、とは言っていません。半固体の電池でも、リチウムイオン電池であることは変わりません。

半固体の呼び方には、メーカーごとの差もあります。CIOは製品ページで「※半固体/準固体の定義には統一見解がないため、CIOでは独自基準を満たしたバッテリーを「半固体系」と定義しています。」と書いています。「半固体」という同じ言葉でも、中身の基準はメーカーで同じとは限りません。CIOの呼び方の話はCIOのSS10K・SS5Kの見分け方の記事に、半固体とリン酸鉄の違いは半固体とリン酸鉄の比較記事に書きました。

カラビナで外に下げられる。でも使う温度は5〜35℃の屋内

SafePaqの見た目の売りは、カラビナでバッグの外に下げられること。発表にも、バッグの外側に取り付けられると書かれています。

一方で、製品ページの注意事項には次の2つがあります。

  • 「5℃から 35℃の屋内環境でご使用ください。」
  • 「本製品はポケットやバッグ、布団の中などで使用しないでください。熱がこもり、火災や故障の原因となります。」

下げて持ち歩くことと、つないで使うことは別、と読むのが自然です。注意事項どおりなら、充電に使うのは5〜35℃の屋内。これから寒くなる時期、屋外で外に下げたまま充電するのは、注意事項の範囲の外になります。冬の低い気温とモバイルバッテリーの話は冬のモバイルバッテリーの記事にまとめています。

水にも注意が要ります。発表には「※本製品は防水仕様ではありません。雨天時や水濡れの恐れがある場合はバッグの中に収納してください。」。外に下げる持ち方を選ぶなら、雨の日はしまう、までがセットです。

重さが2通り:約146gと約141g(5000mAh)

5000mAhの重さは、資料で数字が2つありました。製品ページの商品仕様は「重量:約146g」。ところが同じページのスペック欄の本体重量は「約141g」です。

特設ページの表と、楽天のHamee公式の商品ページは約146g。差は5gで、カラビナを含むかどうかなのかは、資料からは分かりません。10000mAhのほうは、どの資料も「重量:約252g」で一致していました。

10000mAhのWh(ワット時)は、公式資料に数字がありません。書かれているのは「電池容量: 10,000mAh ※5,000mAh 3.85V × 2 (直列)」という構成だけ。ここから計算すると38.5Wh(3.85V×2×5,000mAh)ですが、これは私の計算で、公式の値ではありません。5000mAhは公式に19.25Whと書かれています。

競合製品との比較

同じく半固体をうたい、容量が同じCIOの2製品と並べます。数字は各社の公式の製品ページ(10月12日確認)にあるものだけで、無いところは横線(—)にしました。

iFace SafePaq 5000mAhCIO SLIM II Wireless2.2 SS5KiFace SafePaq 10000mAhCIO SLIMⅡ Wireless2.2 SS10K
価格(税込)6,380円7,280円(希望小売価格)8,580円9,480円(希望小売価格)
電池の呼び方半固体リチウムイオン電池半固体系(CIO独自の定義)半固体リチウムイオン電池半固体系(CIO独自の定義)
有線の最大20W20W(PPSは22W)30W30W
ワイヤレス出力記載なしQi2.2 最大25W記載なしQi2.2 最大25W
2台同時—(1ポート)不可(ワイヤレスと有線)合計15W(USB-C+USB-A)5W+5W(USB-C+ワイヤレス)
重さ約146g約153g約252g約200g
厚さ約1.4cm約11.6mm約2.2cm約14mm
充放電サイクル約500回約400回約500回約500回
色16色2色16色2色
出典:iFace公式の製品ページ・特設ページ/CIO公式の製品ページ。2026年10月12日確認

CIOの5000mAhは、ワイヤレスがあるかわりに「※ワイヤレスと有線の同時充電は不可です。」。SafePaqの5000mAhも1ポートなので、どちらも2台同時には向きません。

並べて見えるSafePaqの強みは、16色と、スマホケースのブランドらしいバンパーとカラビナ。弱みはワイヤレスで充電する機能が資料に無いことと、10000mAhが約252gと重めなことです。安全の試験の書き方も会社ごとに違い、CIOは「加熱・短絡・圧迫・落下などの試験を実施し」と書いています。

処分の注意書きも製品ページにあり、「※膨張したバッテリーは回収できない場合があります。お問い合わせ窓口までご連絡ください。」。膨らんだときの扱いはモバイルバッテリーが膨らんだときの記事にまとめています。

販売ページ

一般発売は「10月14日(水)よりiFace日本公式サイトおよび全国の雑貨店、家電量販店などにて販売を開始いたします。」

2026年10月12日の時点では、楽天のHamee公式は「販売期間前」の表示で、Amazonには出品が見つかりませんでした。発売後の10月17日に確かめると、Amazonでも販売が始まっていて、販売元はHamee(出荷元 Amazon)。5000mAhは6,380円、10000mAhは8,580円(税込)で、発表の価格と同じでした。楽天のHamee公式も「販売期間前」の表示が消えて、購入できる状態です。色によって在庫や届く日が違うので、各販売ページで確かめてください。

まとめ

  • iFace SafePaq 半固体モバイルバッテリーは2026年10月14日一般発売。5000mAhが6,380円、10000mAhが8,580円(税込)、全16色
  • 有線は5000mAhが最大20W、10000mAhが最大30W。USB-C to USB-Cケーブルとカラビナが付く
  • 10000mAhの2台同時は合計最大15W。急ぐ1台はUSB-Cだけで
  • 釘刺し試験はセル単体の試験結果(GB規格準拠)。燃えない、とは書かれていない
  • 使う温度は5〜35℃の屋内。防水ではない。5000mAhの重さは約146gと約141gの2通り

半固体のモバイルバッテリーを、色で選べるようにした。SafePaqの新しさはそこです。買うなら、2台同時の15Wと、使う温度の注意書きを知ったうえで選ぶのがおすすめです。

※この記事は2026年10月12日に確認した、Hamee株式会社のプレスリリース(PR TIMES・2026年10月6日)・iFace公式の特設ページと製品ページ・楽天のHamee公式の商品ページ・CIO公式の製品ページの記載にもとづいています。SafePaqは所有していないため、使用感や実際の充電の速さは書いていません。

よくある質問

iFace SafePaqの発売日と価格は?

一般発売は2026年10月14日(水)で、iFace原宿店では10月10日から先行発売。価格は5000mAhが6,380円、10000mAhが8,580円(税込)です。

10000mAhで2台同時に充電すると何W?

合計最大15Wです。iFace公式の特設ページに、2ポート同時使用時は合計最大15Wでの出力になると書かれています。1台だけならUSB-Cで最大30Wです。

半固体だから燃えない?

公式資料は燃えにくいという表現で、燃えないとは書いていません。釘刺し試験も、搭載している電池セル単体での試験結果(GB規格準拠)と注記されています。

ケーブルは付いている?ワイヤレス充電はできる?

USB-C to USB-Cケーブル(約30cm)とカラビナが付属します。置くだけで充電するワイヤレス出力は、公式資料に記載が見当たりませんでした。

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