CIOの「SS10K」は3つある。「Pro」の付かないほうが900円高く、「SS」は半固体の意味でした

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私の手元にあるCIOのモバイルバッテリーのひとつが、SLIMⅡ Wireless 2.0 SS5K。2026年の正月に、CIO公式のパープル福袋で来た1台です。

CIO SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless 2.0 SS5K(福袋限定のパープル)を上から撮った写真
手元のSLIMⅡ Wireless 2.0 SS5K(福袋限定のパープル)

ところが、CIOの公式サイトで「SS5K」を探すと、名前にSS5Kが入る製品が4つ出てきます。「SS10K」は3つ。そのうえ、名前に「10K」が無いのに、型番に「SSA10K」が入っている製品まであります。

名前だけで選ぶと、別の製品を買ってしまう並び方です。CIO歴4年の私の手元にあるSS5Kを入り口に、公式の仕様表で8製品を並べて、型番で見分ける方法をまとめました。私が持っているのは2.0のSS5Kだけなので、ほかの製品は公式の数字だけで書きます。

先に結論

  • 「SS」は半固体(SemiSolid)の意味。CIOの選び方ページのFAQにそう書いてあります。型番の「SSA」の意味の説明は、見つかりませんでした
  • SS10Kは3製品(SLIMⅡ Wireless2.2 SS10K・同 Pro SS10K・Ex05)。名前に10Kの無いPro SLIM SSも、型番は「SSA10K」
  • Proの付かないSLIMⅡ Wireless2.2 SS10Kのほうが900円高い(9,480円と8,580円)。約14mmと薄いかわりに、有線は30Wまでで、ノートPCの充電には非対応
  • SS5Kは4製品。SLIMの2.0は2台同時(5W+5W)に対応し、新しい2.2は「同時充電は不可」
  • Amazonでは、Pro SS10KとSSの付かない「従来品」、SS5Kの2.0と2.2が、同じ販売ページの切り替えで並んでいます
  • 見分けるのは型番。型番の最初の数字と有線の最大出力、続く数字とUSB-Cの数は、型番が公開されている7製品とも一致していました(当サイトが並べた結果)
目次

「SS」は半固体の意味。「SSA」は説明が見つからない

CIOのモバイルバッテリーの選び方ページに、そのものずばりのFAQがあります。「製品名にある「SS」とは何ですか?」

「半固体(SemiSolid)バッテリーを採用したモデルです。高品質なセルを使った、安心・安全性を重視したラインです。SSが付かないモデルも、高性能セルの採用などで安全性に配慮して設計されています。」(CIO モバイルバッテリーの選び方)

「半固体系」は、CIOが自分で決めた呼び方です。各製品ページの注記は「※半固体/準固体の定義には統一見解がないため、CIOでは独自基準を満たしたバッテリーを「半固体系」と定義しています。」

そしてCIO自身が、MakuakeのULTRA SLIM SS5Kのページで「ただしCIOは、「半固体系だから安全」とは考えていません。」と書いています。この記事でも、SSが付くから燃えない、とは書きません。SSは電池の種類の目印、くらいに読むのが正確です。

型番の書き方は2通りあります。SLIMⅡ Wireless2.2 SS10K・SLIMⅡ Wireless2.0 SS5K・Pro SLIM SSは「SSA」、Pro SS10K・Ex05・SLIM II Wireless2.2 SS5K・Ex04は「SS」。この「A」が何を表すのかは、CIOの公式サイト・ニュース・取扱説明書のどこにも説明が見つかりませんでした。

「SS10K」は3つ。Proの付かないほうが900円高い

まず10000mAhのほうです。名前にSS10Kが入る3製品と、型番にSSA10Kが入るPro SLIM SS、それにSSの付かないPro 10K(参考)を並べました。

製品厚さ・重さ有線の最大ワイヤレス希望小売価格
SLIMⅡ Wireless2.2 SS10K約14mm・約200g30W(ノートPC・PPSは非対応)Qi2.2 最大25W9,480円
SLIMⅡ Wireless2.2 Pro SS10K約17mm・約225g35WQi2.2 最大25W8,580円
Ex05 Wireless2.2 Pro CABLE SS10K約22.7mm(リング含む)・約238g35W・ケーブル内蔵Qi2.2 最大25W8,980円
Pro SLIM SS(10,000mAh)約16mm・約187g35W・3ポートなし6,280円
(参考)SLIM II Wireless2.2 Pro 10K(SSなし)約14.6mm・約188g35WQi2.2 最大25W8,280円
CIO公式の製品ページの仕様表と希望小売価格(2026年10月7日確認)。厚さはEx05のみリング込み

目を引くのは値段です。Proの付かないSLIMⅡ Wireless2.2 SS10Kは「メーカー希望小売価格:¥9,480(税込)」、Pro SS10Kは「メーカー希望小売価格:¥8,580(税込)」。Proの付かないほうが900円高いのです(CIO公式の製品ページ)。

中身を比べると、違いはこうです。Proの付かないほうは約14mm・約200gと、Proより3mm薄く25g軽い。そのかわり有線は30Wまでで、FAQには「本製品は15V / 20V出力には非対応のため、ノートPCの充電には対応しておりません。」「(PCの充電には、Proシリーズがおすすめです)」「一部Android端末の超急速充電には対応しておりません(PPS非対応)。」とあります。

📌 名前に「Pro」が付くほうが高い、とは限りませんでした。薄さを取るならProなし、ノートPCも充電したいならPro、というのがCIOの説明から読める分かれ方です。

ちなみに、Proの付かないほうの製品名には「SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.2 SS10K (t13.65薄型)」と「13.65」が入っていますが、仕様表は「約102 × 70 × 14mm」です。この記事では仕様表の約14mmで書いています。

Pro SS10Kの「2台同時充電」には条件があります。取扱説明書は「同時充電を行う際は、ボタンを5秒長押しして「出力モード切替」を行えるようにした後、「有線+無線充電切替モード【HY】」への切替操作が必要です。」。詳しくはPro SS10Kの記事に書きました。

Ex05は「約22cmUSB-Cケーブルを本体に内蔵。」「ワイヤレス充電と有線2系統を組み合わせた最大3台同時充電に対応。」(Ex05の解説)。Pro SLIM SSはワイヤレス充電がない3ポート型で、CIOは「30W以上のモバイルバッテリーの中で極限まで薄く設計された約16mmを実現。*自社調べ:10000mAh・入力30W以上のバッテリーと比較。」としています。

Amazonでは「半固体系」と「従来品」が同じページに並ぶ

いちばん間違えやすいのはここです。AmazonのPro SS10Kの販売ページには「サイズ」の切り替えがあり、選択肢は「半固体系」と「従来品」。従来品を選ぶと、SSの付かないSLIM II Wireless2.2 Pro 10K(型番 CIO-MB35W1C-10K-S2W25)に切り替わります(2026年10月7日夜に確認)。

型番の差は「SS」の2文字だけ。でも厚さは17mmと14.6mm、重さは225gと188gで、別の製品です。CIOのニュースの充電回数の書き方も違い、Pro SS10Kは「スマートフォンを約1.2回以上充電可能です。」、SSの付かないPro 10Kは「スマートフォンを約1.5回以上充電可能です。」でした。

「SS5K」は4つ。SLIMは新しい2.2のほうが同時充電できない

次に5000mAh。私の手元の2.0を含めて、名前にSS5Kが入るのは4製品です。

製品厚さ・重さワイヤレス2台同時希望小売価格
SLIMⅡ Wireless2.0 SS5K(手元にあり)約8.7mm・約121gQi2 最大15Wできる(5W+5W)6,980円
SLIM II Wireless2.2 SS5K約11.6mm・約153gQi2.2 最大25Wできない7,280円
Ex04 Wireless2.2 CABLE SS5K約14mm・約151gQi2.2 最大25W有線2口だけ(計15W)7,130円
ULTRA SLIM SS5K(Makuake)約6.83mm・重さの記載なし最大7.5W記載なし一般販売予定 7,980円
CIO公式の製品ページ・ニュース・Makuakeのプロジェクトページ(2026年10月7日確認)

私の2.0は「マグネットで固定しワイヤレス充電を行う「Qi2規格」の認証製品です。」。2台同時に充電すると「(出力は最大5W+5Wに低下します)」とあり、2台同時に対応しています(CIO公式)。

一方、新しい2.2のSS5Kは、ワイヤレスが最大25Wに速くなったかわりに「※ワイヤレスと有線の同時充電は不可です。」(CIO公式)。新しいほうが同時充電できないという、名前からは読めない違いです。

2.2の共通の説明は「Qi2.2対応デバイスでは最大25W、Qi2対応デバイスでは最大15Wのワイヤレス充電が可能です。」。ただし「Wireless2.0/2.2」という名前そのものの意味を、CIOが文章で説明している箇所は見つかりませんでした。

⚠️ 2.2のSS5Kの製品ページは、見出しの行が「モバイルバッテリー 半固体電池 小型 軽量 Qi2.2 ワイヤレス充電 & ケーブル内蔵 薄型 5000mAh 25W出力」になっています。でも仕様表のポートはUSB-C×1で、付属品はケーブル1本。ケーブルを内蔵しているのはEx04のほうで、見出しはEx04のページと同じ文でした。

Ex04は「約21cmのUSB-Cケーブルを本体に内蔵。」。ULTRA SLIM SS5Kは「ワイヤレス充電は最大7.5Wに対応。」で、CIOは薄さとの両立のために「その両方を成立させるために選んだのが、最大7.5Wです。」と説明しています。こちらはMakuakeのプロジェクトで、「プロジェクト終了日の2026年10月30日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。」「※一般販売予定価格:7,980円(税込/送料込)です。」(ULTRA SLIM SS5Kの記事)

Amazonでは2.0と2.2が「最薄モデル」「高出力ワイヤレスモデル」

SS5Kも、Amazonでは2.0と2.2が同じ販売ページの切り替えです。選択肢の表示は「最薄モデル」(2.0)と「高出力ワイヤレスモデル」(2.2)。2台同時に充電したいなら最薄モデル、ワイヤレスの速さを取るなら高出力ワイヤレスモデル、という分かれ方になります(2026年10月7日夜に確認)。

CIO SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless 2.0 8K(黒)とSS5K(紫)の側面ラベル。容量(Capacity)と定格容量(Rated Capacity)が並んで印字されている
手元の2台のラベル。下の紫が2.0のSS5Kで、型番もラベルで確かめられます

手元の2.0のラベルには「Capacity:5000mAh/3.92V/19.6Wh」と「Rated Capacity:3000mAh (5V⎓2A)」。容量の数字の読み方は5000mAhと10000mAhの違いで書きました。

型番の数字は、有線の最大出力とポートの数に並んでいた

名前で迷ったら型番を見る、と書いてきました。では型番のどこを見ればいいか。7製品の型番と仕様表を並べると、こうなりました。

製品型番有線の最大出力ポート
SLIMⅡ Wireless2.2 SS10KCIO-MB30W1C-SSA10K-S2W2530WUSB-C×1
SLIMⅡ Wireless2.2 Pro SS10KCIO-MB35W1C-SS10K-S2W2535WUSB-C×1
Ex05 Wireless2.2 Pro CABLE SS10KCIO-MB35W2C-SS10K-EX0535WUSB-C×2(1つは内蔵ケーブル)
Pro SLIM SSCIO-MB35W2C1A-SSA10K-S35WUSB-C×2・USB-A×1
SLIMⅡ Wireless2.0 SS5KCIO-MB20W1C-SSA5K-S2W1520WUSB-C×1
SLIM II Wireless2.2 SS5KCIO-MB20W1C-SS5K-S2W2520WUSB-C×1
Ex04 Wireless2.2 CABLE SS5KCIO-MB20W2C-SS5K-EX0420WUSB-C×2(1つは内蔵ケーブル)
型番と仕様はCIO公式の製品ページ(2026年10月7日確認)。ULTRA SLIM SS5Kは型番が公開されていないため除外

「CIO-MB」の次の数字が有線の最大出力(30W・35W・20W)、「W」の次がUSB-Cの数、「A」の前がUSB-Aの数。7製品とも仕様表と一致しました。SLIMⅡ Wireless2.2 SS10Kは「MB30」、Pro SS10Kは「MB35」。名前のProの有無が、型番では30と35の違いとして見えます。

📌 これはCIOが説明している読み方ではなく、当サイトが7製品の型番と仕様表を並べて気づいた一致です。後ろの「SS」と「SSA」の違いは説明がないので、型番からは読み取れません。

プライム感謝祭のセール対象(CIOの発表)

CIOがAmazonプライム感謝祭(先行10月13日〜15日・本番10月16日〜19日)の対象として発表した製品には、この8製品のうち6製品が入っています。

製品セール価格(CIOの発表)
SLIMⅡ Wireless2.0 SS5K(手元にあり)6,180円(11%OFF)
SLIMⅡ Wireless2.2 SS5K5,980円(18%OFF)
Ex04 Wireless2.2 CABLE SS5K5,980円(16%OFF)
SLIMⅡ Wireless2.2 Pro SS10K7,180円(16%OFF)
Ex05 Wireless2.2 Pro CABLE SS10K7,580円(16%OFF)
Pro SLIM SS4,980円(21%OFF)
CIOの告知 第2弾(2026年10月6日)より。価格は税込

Proの付かないSLIMⅡ Wireless2.2 SS10Kと、SSの付かないPro 10Kは、発表された対象に入っていません。24製品の一覧と10月7日夜のAmazonの価格はCIOのプライム感謝祭の記事にまとめました。

まとめ:名前ではなく、型番と仕様表で選ぶ

  • 「SS」は半固体(SemiSolid)。ただしCIO自身も「半固体系だから安全」とは考えていない
  • SS10Kは3製品。Proなし(9,480円)がPro(8,580円)より高い。薄さを取るか、35W・ノートPC対応を取るか
  • SS5Kは4製品。SLIMの2.0は2台同時充電(5W+5W)に対応。2.2はワイヤレスが速いかわりに同時充電は不可(Ex04は有線2口なら同時に使える)
  • Amazonでは「半固体系/従来品」「最薄モデル/高出力ワイヤレスモデル」の切り替えに注意
  • 型番の「MB」の次の数字が有線の最大出力、「W」の次がUSB-Cの数(当サイトが7製品で確認)

CIOのモバイルバッテリー全体を数字で比べたい人はCIOモバイルバッテリーのスペック比較もどうぞ。

※この記事は、2026年10月7日に確認したCIO公式の製品ページ・ニュース・取扱説明書・Makuakeのプロジェクトページと、Amazonの販売ページの表示にもとづいています。

CIOのモバイルバッテリーの「SS」とは何ですか?

CIOの選び方ページのFAQでは「半固体(SemiSolid)バッテリーを採用したモデルです。」と説明しています。「半固体系」はCIO独自の基準による呼び方で、CIO自身も「半固体系だから安全」とは考えていないと書いています。

CIOのSS10Kは何種類ありますか?

名前にSS10Kが入るのは、SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.2 SS10K、SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.2 Pro SS10K、SMARTCOBY Ex05 Wireless2.2 Pro CABLE SS10Kの3製品です(2026年10月7日時点)。SMARTCOBY Pro SLIM SSも、型番には「SSA10K」が入っています。

SLIMⅡ Wireless2.2 SS10KとPro SS10Kの違いは何ですか?

Proの付かないほうは約14mm・約200g・有線30Wで、ノートPCの充電とPPSには非対応。希望小売価格は9,480円です。Pro SS10Kは約17mm・約225g・有線35Wで、8,580円。Proの付かないほうが900円高くなっています。

SS5Kの2.0と2.2の違いは何ですか?

2.0(SLIMⅡ Wireless2.0 SS5K)は約8.7mm・約121g・ワイヤレス最大15Wで、2台同時充電(5W+5W)に対応。2.2(SLIM II Wireless2.2 SS5K)は約11.6mm・約153g・ワイヤレス最大25Wですが、ワイヤレスと有線の同時充電はできません。

型番の「SSA」とは何ですか?

2026年10月7日時点で、CIOの公式サイト・ニュース・取扱説明書に「SSA」の意味の説明は見つかりませんでした。「SS」が半固体の意味であることは、CIOの選び方ページのFAQに書かれています。

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