iPhone Duoの急速充電は「60W以上のUSB PD」。18 Proと違い、AppleはAVSを条件に書いていませんでした

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私のiPhoneは17 Pro Max。Anker歴10年、CIOは2022年から使っています。iPhone Duoは持っていません。この記事にあるのは、Appleが公開している文字だけです。

Appleの折りたたみiPhone、iPhone Duoは10月23日(金)発売。iPhone 18 Proのときは、有線の高速充電に「可変電圧供給(AVS)」のアダプタが条件に入っていて、充電器選びがややこしくなりました(13製品を確かめた記事)。では、Duoも同じなのか。仕様ページ・発表文・Apple純正アダプタの製品ページを読み比べると、条件の書き方がはっきり違っていました。

先に結論(10月20日にAppleの日本語ページで確認)

  • iPhone Duoの有線の高速充電は約20分で最大50%。条件は「60W以上対応のアダプタ」と「USB-C充電ケーブル」
  • Duoの注記は「USB PD電源アダプタ」。18 Proにある「可変電圧供給(AVS)」の語は、Duoの資料4ページのどこにも無い
  • Appleは「AVSが無いとDuoは遅い」とも書いていない。書かれているのは条件と、時間は条件で変わるという注記だけ
  • 箱の中はiPhoneとUSB-C充電ケーブル(1m)。アダプタは別売り。60W以上のUSB PD充電器が手元に無ければ、買い足しが要る
  • 18 Proと両方に使うなら、Duoと18 Proを同じページで並べているApple 40Wダイナミック電源アダプタ
目次

iPhone Duoの充電、Appleの原文をそのまま並べる

まずは仕様ページ(iPhone Duo – 仕様)と発表文(Apple Newsroom 2026年9月)から、充電に関わる行だけを抜き出します。

項目Appleの書き方出典
有線:約20分で最大50%「別売りの60W以上対応のアダプタとUSB-C充電ケーブルを組み合わせて使用」仕様ページ
有線の注記「有線高速充電には、60W以上対応のUSB-CケーブルとUSB PD電源アダプタで対応。」仕様ページ・発表文
ワイヤレス:約30分で最大50%「別売りの35W以上のアダプタと別売りのMagSafe充電器を組み合わせて使用」仕様ページ
ワイヤレスの最大「最大25WのMagSafeワイヤレス充電」/「最大25WのQi2ワイヤレス充電」仕様ページ
同梱物iOS 27を搭載したiPhone/USB-C充電ケーブル(1m)仕様ページ
発売日「予約注文は10月16日(金)から、販売は10月23日(金)から開始します。」発表文
価格「価格は364,800円(税込)」から(256GB)発表文
出典:Apple iPhone Duo – 仕様/Apple Newsroom(2026年9月)。2026年10月20日確認

発表文のほうは、ワイヤレスを「MagSafeまたはQi2充電器を使うと、約30分で最大50パーセントワイヤレス充電できます」と書いています。仕様ページで約30分の条件に名前が出ているのはMagSafe充電器だけで、Qi2は「最大25W」の行だけです。

もう1つ、Duoならではの記述があります。発表文によると、Duoは「両側に1つずつ高エネルギーのバッテリーを搭載しています。」。仕様ページの注記では、高速充電のテストを「開いた状態のiPhone Duoハードウェアを使って実施しました。」とあります。閉じた状態で同じ時間になるかは、書かれていません。

18 ProとDuo、条件の書き方を並べると

iPhone 18 Proの仕様ページ(iPhone 18 Pro – 仕様)と並べます。

iPhone 18 Pro/Pro MaxiPhone Duo
有線の高速充電約15分で最大50%約20分で最大50%
条件(本文)「別売りの可変電圧供給および60W以上対応のアダプタとUSB-C充電ケーブルを組み合わせて使用」「別売りの60W以上対応のアダプタとUSB-C充電ケーブルを組み合わせて使用」
注記のアダプタUSB PD 3.1(またはそれ以上)の可変電圧供給(AVS)電源アダプタUSB PD電源アダプタ
注記のケーブル60W対応のUSB-Cケーブル60W以上対応のUSB-Cケーブル
Appleがテストに使ったアダプタApple 40Wダイナミック電源アダプタ(A3351)Apple 40Wダイナミック電源アダプタ(A3351)
ワイヤレス35W以上のアダプタ+MagSafe充電器で約30分/最大25W同じ
出典:Apple iPhone 18 Pro – 仕様/iPhone Duo – 仕様。2026年10月20日確認

18 Proの注記は「有線高速充電には、60W対応のUSB-CケーブルとUSB PD 3.1(またはそれ以上)の可変電圧供給(AVS)電源アダプタで対応。」。Duoの注記は「有線高速充電には、60W以上対応のUSB-CケーブルとUSB PD電源アダプタで対応。」。違いは「USB PD 3.1(またはそれ以上)の可変電圧供給(AVS)」の部分がまるごと無いこと。ケーブルの書き方も、18 Proは「60W対応」、Duoは「60W以上対応」と少し違います。

念のため、Duoの仕様ページ・紹介ページ・発表文2本(9月・10月)の4ページで「AVS」「可変電圧」の文字を探しました。0回です。18 Proの仕様ページには、条件文と注記の2か所にありました。

一方で、Appleがテストに使ったアダプタは両機種とも同じ「両方のテストでApple 40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応モデルA3351)を使用。」の記載です。純正の40Wは、製品ページで「電圧を正確に調整して充電効率を一段と向上させる可変電圧供給(AVS)機能も備えています。」と説明されているアダプタ。Duoの条件文にAVSは無い。けれどDuoのテストに使われたのはAVSのあるアダプタ。この2つは、どちらも原文どおりです。

書かれていないことは、読み足さない

ここで「AVSの無い充電器だとDuoは遅くなる」とも、「AVSが無くても20分で50%になる」とも、私は書けません。Appleがどちらも書いていないからです。

書いてあるのは、条件文と、仕様ページの注記にある「充電時間はアダプタ、設定、使用状況、環境条件によって変わり、実際の結果は異なる場合があります。」という一文。充電器の名前を挙げて「この充電器なら何分」とは、Appleは書いていません。

Apple純正40Wの製品ページ(Appleの製品ページ)でも、高速充電の組み合わせとして「iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max(約15分で最大50%充電)、iPhone Duo(約20分で最大50%充電)」と並べています。同じアダプタでも、機種で時間が違う。比べるなら、私の17 Pro Maxは同じページで「iPhone 17、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max(20分で最大50%充電)」でした。

18 Proの「AVS」が何を指すのか、充電器メーカー各社の「PD3.1 AVS」「PD 3.2 AVS」の表記とどう読み合わせるかは、iPhone 18の充電器の記事とESRの記事で整理しています。

Duoのために充電器を買い足す? 手元の状況別に

Appleの条件文に合わせると、こう分かれます。

  • 60W以上のUSB PD充電器をもう持っている:Duoの条件文は「60W以上対応」「USB PD」。文言の上では、AVSのためだけに買い足す理由は資料に無い。製品ページの仕様欄で、1ポートの最大W数がUSB PDで60W以上かを確かめる
  • 持っている充電器が60W未満:Appleの約20分で最大50%の条件からは外れる
  • USB-Cの充電器を持っていない:アダプタは別売りなので、1台は必要
  • 18 ProとDuoの両方、または18 Proからの持ち替えも考えている:18 Proの条件(AVS+60W以上)を満たすアダプタを選べば、Duoの条件の文言も満たす。Appleの資料で両方の名前が並ぶのは純正40W

60W以上の充電器の候補は、感謝祭の60W以上の充電器の記事でCIO・Anker・UGREENの13製品を並べています(AVSの記載の有無も含めて)。1ポート75WのBelkinの新製品はBelkin ZSPの記事に。どちらも18 Pro向けに調べたもので、Duoでの充電時間はメーカーも私も示していません。

ケーブルとワイヤレスの条件も確認

ケーブル:Duoの注記は「60W以上対応のUSB-Cケーブル」。付属のUSB-C充電ケーブル(1m)が何Wに対応しているかは、Duoの仕様ページに書かれていません。18 Proのときと同じ状況で、確かめ方はケーブルの記事にまとめました。Apple純正の60Wケーブルは、Apple Storeで「最大60ワットの充電に対応し、USB 2の速度でデータを転送できます。」と説明され、互換性の一覧にiPhone Duoが入っています(Apple Store)。

ワイヤレス:最大は MagSafe・Qi2 とも25W。約30分で最大50%の条件は「35W以上のアダプタ」とMagSafe充電器で、18 Proと同じ書き方です。MagSafeで25Wが出る条件はiPhone 18 ProのMagSafeの記事に、MagSafeとQi2の違いはMagSafeとQi2の記事に書いています。

買い足すなら:条件の文言に合う純正アダプタとケーブル

Apple純正40Wは、Appleの製品ページで「iPhone Duo(約20分で最大50%充電)」と書かれ、互換性の一覧の先頭にiPhone Duoが来ます。ただし「充電ケーブルは別売りです。」。ケーブルは別に用意します。Appleの価格は6,480円、10月20日のAmazon(出荷元・販売元 Amazon.co.jp)は5,270円でした。

この記事の出口は、10月20日に出荷元・販売元がAmazon.co.jpだったページだけにしています。販売元の表示は変わることがあるので、買う前にもう一度確かめてください。

よくある質問

AVSと書いていない60W以上の充電器で、iPhone Duoは高速充電できる?

Appleの注記は「60W以上対応のUSB-CケーブルとUSB PD電源アダプタで対応」で、AVSの語はありません。ただし充電器ごとの時間は書かれておらず、充電時間はアダプタや条件で変わると注記されています。

iPhone 18 Pro用のApple 40WダイナミックはDuoにも使える?

Appleの製品ページは、高速充電の組み合わせとして18 Pro(約15分で最大50%)とDuo(約20分で最大50%)を並べ、互換性の一覧にも両方が入っています。

付属のケーブルで約20分で最大50%になる?

同梱物はUSB-C充電ケーブル(1m)ですが、何Wに対応しているかはDuoの仕様ページに書かれていません。条件の文言は60W以上対応のUSB-Cケーブルです。

ワイヤレス充電は何W?

仕様ページの記載は、MagSafe・Qi2とも最大25W。約30分で最大50%は、35W以上のアダプタとMagSafe充電器の組み合わせです。

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